【体験談】Suno無料版でAI音楽を作ってみた40代非正規の正直レビュー
「音楽生成AIがすごいらしい」「テキストを入れるだけで曲が作れる」
そんな話を見かけて、前から気になっていた音楽AI。
今回、思い切って 音楽生成AI「Suno」の無料版 を試してみました。
私は40代・非正規・ダブルワーク中で、音楽の専門知識もありません。
でも、ユーロビートやテクノなどのアップテンポな曲が好きで、
「AIでこういう曲が作れたら楽しそうだな」と前から思っていました。
この記事では、そんな私が実際にSunoの無料版を触ってみて感じた
- 最初に作った曲が「高音多め」でイメージと違った話
- GPTに相談しながら低音寄りに調整してみた感想
- 無料版クレジットの仕組みと、「ここが大変だな」と思ったところ
- 40代・副業目線で見た「Sunoの良さ」と「不安なポイント」
を、むずかしい専門用語はできるだけ避けて、正直に書いてみます。
Suno無料版を選んだ理由と、触ってみた第一印象
音楽AIはいくつかありますが、今回まずは Sunoの無料版 を使ってみることにしました。
理由はシンプルで、
- 名前をよく見かける人気ツールだったこと
- ユーロビートやテクノっぽい曲も作れそうだと感じたこと
- 無料版でもある程度試せると分かったこと
ログインにはGoogleアカウントを使いました。
英語の画面ではありますが、最低限の操作であれば、なんとか進めるレベルでした。
「本当に文字を入れるだけで曲ができるのかな?」と半信半疑でしたが、
試しにプロンプト(お題となる文章)を入れて曲を作ってみることにしました。
最初に作った曲は「高音多め」でイメージとギャップあり
最初の曲は、プロンプトの文章を GPTに相談して作ってもらい、それをSunoにそのまま入れてみました。
結果としてできあがった曲の印象は、
- 高音多めでキラキラした感じ
- 自分が想像していた「低音がどっしりしたユーロビート」とは少し違う
というものでした。
「すごい!本当に曲ができた!」という驚きはあった一方で、
自分のイメージしていた音とはギャップも感じました。
AI音楽はプロンプトの言葉でかなり雰囲気が変わるので、
最初の1回で理想の音に届かないのは、今思えば当たり前かもしれません。
GPTに相談しながら「低音寄り」に調整してみた
そこで次に、
「高音が多い感じを減らして、もっと低音寄りにしたい」
という相談をGPTにして、プロンプトを書き換えてもらいました。
例えば、
- deep bass(深い低音)
- heavy bass(重めの低音)
- warm / thick sound(あたたかくて厚みのある音)
- no bright lead, focus on low-end(高音キラキラのリードは控えめで、低音重視)
といった言葉をプロンプトに入れて、再度Sunoで曲を生成してみました。
その結果、
- 前より低音が良くなった
- 少しだけ自分のイメージに近づいた
という変化がありました。
まだ「これだ!」というところまでは行っていませんが、
プロンプトを工夫すれば音も少しずつ変わるという感覚がつかめてきました。
同時に、
- 「もっと低音を強くしてみたい」
- 「いろんなパターンを試してみたい」
という気持ちも出てきました。
クレジットって何?Suno無料版のしくみをかんたんに説明
ここからは、実際に使ってみて一番気になった「クレジット」の仕組みについて、かんたんにまとめておきます。
Sunoでは、曲を作るときにクレジット(ポイントのようなもの)を消費します。
- 1曲生成するごとに「5クレジット」消費
- 無料プランでは、1日に50クレジットが配られる
- つまり、1日に最大10曲まで作成できる計算
- 作成した曲を再編集・再生成する場合もクレジットを消費する
イメージとしては、
- 「1日50ポイント支給されて、その中で10回までガチャが引ける」
- 「同じ曲を作り直すたびに、またポイントが減っていく」
という感じに近いです。
無料プランの画面は、だいたい次のような内容になっています。

無料版Sunoで感じた「クレジット制限」のリアル
クレジットの仕組み自体は分かりやすいのですが、
実際に使ってみると、無料版ならではの困りポイントも見えてきました。
私が感じたのは、次のような点です。
- 無料版は生成回数がすぐ上限になってしまう
- とりあえず生成するだけで、1曲につき5クレジットが減っていく
- 作成した曲を再編集して再生成するだけでもクレジットを消費する
そのため、
- 「もう少しこうしてみたい」と思っても、すぐクレジットが尽きてしまう
- 希望どおりの仕上がりに一気にたどり着くのは難しい
- 何日かに分けて、少しずつ調整しながら完成に近づけるイメージになる
「とりあえず遊んでみる」「AI音楽の雰囲気を味わってみる」という目的なら、
無料版でも十分楽しめます。
でも、「自分の理想の曲を作る」「細かく作り込みたい」となると、
無料枠だけでは物足りない、というのが正直な感想です。
音の厚みや「フルバージョン」との違いについて
実際に何曲か作ってみて、音の印象としては、
- 全体的に少し軽い・薄いと感じる部分もあった
- 生成時に一緒に作られる1分のフルバージョンのほうが、まだ厚みを感じる
という印象がありました。
もちろん、これはあくまで音楽の専門知識がない40代素人の耳での感想です。
「自分で聴いて楽しむ」「AIすごいなとワクワクする」レベルでは十分楽しめますが、
- 人に聴かせられるレベルのものが作れるのか
- 副業で使うBGMとして使っていいのか
と考えると、もう少し勉強や検証が必要だなと感じました。
有料プランや商用利用に関する不安
副業目線でSunoを見たときに、もう1つ気になったのが有料プランや商用利用のわかりにくさです。
私が感じたのは、
- 有料プランの内容が、正直まだよく分からない
- 「どこまでがOKで、どこからNGなのか」を自信を持って判断しづらい
- 副業に本格的に使うなら、ルールをきちんと確認したほうがいい
というところでした。
現時点での私の結論としては、
- 自分で聴いて楽しむ分にはかなり楽しい
- 副業で使う音源にするなら、規約やライセンスをしっかり確認してからにしたい
という、かなり慎重寄りのスタンスになっています。
※最新の利用規約や商用利用の可否については、必ず公式の案内を確認することをおすすめします。
40代・副業目線で感じたことまとめ
最後に、40代・非正規・ダブルワーク中の私が、
Suno無料版を触ってみて感じた本音をまとめます。
- 遊びとしてはめちゃくちゃ楽しい。AIが一瞬で曲を作ってくれる体験は、素直にすごい。
- プロンプトを工夫すれば、低音寄りにするなどの調整も少しずつできる。
- ただ、無料版のクレジット制限があるので、「理想の音を追い込みたい」と思うとすぐ限界が来る。
- 有料プランや商用利用ルールが分かりにくく、副業に使うにはまだ不安が残る。
- 現時点では、「自分で聴いて楽しむ」「AI音楽ってこういう感じなんだと体験する」用途で使うのがちょうどいいと感じた。
これからSunoや音楽AIを試してみたい人へ
もしあなたも、
- 音楽の知識はあまりない
- でもAIで曲を作るのがどんな感じか体験してみたい
- いきなり高額なソフトを買うのはこわい
という状態なら、Suno無料版を「まずは遊びとして触ってみる」のはアリだと思います。
そのうえで、
- 無料版のクレジットの範囲でどこまでできそうか
- 音の雰囲気が自分好みに近づきそうか
- 副業として使うなら、どこまでやるつもりなのか
を少しずつ考えていけばいいのかな、というのが今の私のスタンスです。
私はこれからも、音楽AIに限らず、
画像生成や動画生成など、いろいろなAIツールを試していくつもりです。
その過程も、このブログで体験談として残していこうと思うので、
「AI、副業、興味あるけどちょっとこわい…」という方の参考になればうれしいです。


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